ひまわりGSRPとは?

ひまわりGSRP は、州の要件と、レッジョ・エミリア流のひまわり幼稚園日本語イマージョンカリキュラムを組み合わせた、日本語を学べる唯一の授業料無料のプログラムです。

ひまわりGSRPは、教師の質、カリキュラム、評価、そして家族の参加・協力に関する州の要件を満たしています。評価には、英語と日本語の両方で書かれた規範に基づく調査(ASQ-3)と観察調査(COR Advantage)を使用しています。カリキュラムについては、日本の幼稚園基準に基づいたひまわり独自のカリキュラムを、レッジョ・エミリア式にアレンジして使用しています。

ひまわり幼稚園の役目と理念

ひまわり幼稚園の使命は、子どもたちが日本語と日本文化環境に適応しながら、個人的および社会的スキルを伸ばせるような日本語イマージョン環境を提供することです。

ひまわりの教育理念は、他者の話を聴くことを主な目標としながら、同時に様々な自己表現の方法を見つけることです。私たちが用いる教育方法は、子どもたちが自信と自立心を持って成長し、社会習慣や社会との関わり方を学ぶことを可能にします。ひまわり幼稚園は、以下の子どもたちの将来の展望の3つの側面を育むことで、これを実現します。

  • 「明るく元気な子ども」いろいろなことに興味を持ち、意欲的に取り組む
  • 「優しい子」 温かい心(他人を思いやる心)を持ち、友だちと楽しむ遊ぶ
  • 「思いやりのある子」 人の話を聞き、自分の思いを表現する

GSRPの州規定

GSRPのカリキュラムの中の「レッジョ・インスパイアード」が本園の教育方法に一番近く、このカリキュラムを選択しました。州によるレッジョ・インスパイアードの定義は次のとおりです。

「レッジョ・エミリアアプローチ」は、ひまわり幼稚園の教育に最も近いインターナショナル幼稚園のスタイルです。この教育方法の背景にあり、創立当初よりひまわり幼稚園で行っている方法、今後さらにGSRPで実践を深めていく方法をいくつかご紹介します。レッジョ・エミリア教育とは、イタリアの都市レッジョ・エミリアで発祥され、子どもが主体的に活動し、それぞれの個性を引き出すことを大切にした教育方法のひとつです。

<例1-宇宙プロジェクト>
宇宙に興味がある子が、宇宙の話をしたり、遊びで宇宙ごっこ(ブロックでスペースシャトルなど)を始める
→段ボールをスペースシャトルの内部に見立てて出しておくと自由に”ボタン”などの絵を描き、廃材で作ったヘッドフォンのような通信機器を用意しておくと、「応答願います!」などと宇宙ごっこを楽しむ子がさらに増える。
→「ロケット作りたい!」の声に、段ボール箱で子どもが乗って遊べるロケットを子どもと一緒に考えて作り、交替しながら乗って遊ぶ。
→保護者の方に「宇宙に関する本」をお借りし、大人向けの本だったが、子どもたちは見入って眺めていた。
→版画遊びでスチロール版のロケットを作り、版画にして写すだけでなく、できたロケットを持って地球儀の周りを飛ばして遊ぶ。
→版画にして描き込んだ絵には一人一人の思いが詰まっており、「ブラックホールが怖いから、〇〇(自分)は乗っていない」とロケットに乗っているお母さんお父さんの顔だけ描く子や、地球や惑星が出てくる本を読んでいたので、「地球に向かって飛んでいます!」「土星の木星とブラックホールの間を飛んでいくよ」など、一人ひとりの物語が1枚の絵に詰まっています。
→宇宙に関する会話や遊びはまだまだ続き、運動会には宇宙の歌に合わせたパラバルーンを演技に入れ、宇宙飛行士の服を着せた自分を画用紙で作り、運動会会場の飾りにする。

この活動の中には、レッジョ・エミリアで大切にされている以下のことが含まれています。
・創造力を培う自由な芸術活動
・社会・保護者とが連携し、子どもたちの教育のために協力し合う
・出来上がりの「結果」ではなく、そうなるまでの対話や体験といった「過程」そのものを大切にする。
・子どもたちが今どのようなことに興味があるのかをよく観察し、子どもの好奇心を刺激しながら、コミュニケーションを通じてやりたいことを導いていく。

<例2-リレーの作戦会議>
運動会のリレーで白組の負けが続き、作戦会議をすることに
→「もっと練習する!」「がんばる!」「靴をギュッとする(強く締める)」「手をグーにしたら速いよ、ってダマす」など、子どもたちは真剣に考えました。騙すのはよくないので、「手をパーにして走る」で皆一致
→次のリレーでは負けたものの僅差となり、皆が手をパーにして走り、主体的に取り組む一人ひとりの頑張りが見られました。
→次の日にも手をパーにして走り、見事に白組が勝ちました。
別の年には、「アンカーは速い人がいい!」と作戦会議で声が出て、自薦や推薦でアンカーを決め、次に速い人は1番走者になるなど、子どもたちが走る順番を決めていました。

この活動の中には、レッジョ・エミリアで大切にされている以下のことが含まれています。
・子どもたちの主体的な学びを促し、教師が教えるのではなく、子どもたちが集団の中で主体的に学ぶことを重視。
・活動の中で、自分の意見を発言したり相手の意見を尊重したりする経験が、多くの学びを得るきっかけとなる。失敗の経験も、子どもたちに新たな気づきを与えることにつながり、協調性・自主性を養う。
・自分が「やりたい」「いい」と思った内容でも、どうすれば自分の思いが仲間に認めてもらえるかを考えて、話し方を工夫するようになります。その経験を積んで交渉力や提案力を身につけていく。